西宮市御前浜沖にて 39 艇 参加 3日間、全 18レース 実施しました! 優勝は B&G兵庫ジュニア海洋クラブ 抜井 理紗
第9回 JAPAN O'PEN BIC CUP 2017
日程: 2017年3月31日(金)~4月2日(日)
会場: ウィンドワードセーリングクラブ
西宮市御前浜沖
Japan O’pen BIC Cup 2017リポート
O’pen BIC World Championships 2017の日本代表推薦者決まる!!
2017年3月31日(金)~4月2日(日)の3日間、西宮市御前浜、香櫨園浜沖にて開催されたJapan O’pen BIC Cup 2017には、2010年の第1回大会以来最多の39名のエントリーがあった。参加者は、北海道、神奈川、滋賀、大阪、兵庫、愛媛の各地からで、4グループに分け、協会が提供する20艇のチャーター艇を乗り回す方式とした。
初日は一日を通して雨が降り続き、2~4m/sの風(北北東)で6レースを消化。ここ数日の冷え込みによりリタイヤする選手も見られた。
2日目の早朝には、六甲山の山頂が雪化粧するほど冷え込んだ。しかし、第一レースをスタートする頃には晴れ間が見え、2~4m/sの風(北北東)で6レースを消化。
3日目は、朝の冷え込みが続いたものの一日を通して晴れ間が見え、3~6 m/sの風(北~北東~南)で6レースを消化し、シリーズとして18戦の全日程を終えた。
3日間を通して南北に風の振れが大きい中、選手たちは下記のような変幻自在ともいえるコースに果敢にチャレンジした。また、オープンビッククラス独特である強制的な360°の回転、沈などもコースの中に取り入れられた。
レースの結果より、各シリーズ7名、計21名をO’pen BIC World Championships 2017(本年7月、イタリア ガルダ湖にて開催)に日本代表として推薦することになった。さらに、ウイナーである抜井理紗選手(B&G兵庫ジュニア海洋クラブ)を招待派遣選手として選出した。
今回のレースでは各地から保護者の方々が見学に来られ、西宮浜、御前浜香櫨園浜、芦屋浜が囲む三角水域で実施されたため、“見えるヨットレース”が実現した。
■成績
順位 | 氏名 | ふりがな | 性別 | 所属クラブ |
優勝 | 抜井 咲 | ぬくい さき | 女 | B&G兵庫ジュニア海洋クラブ |
2位 | 原 弐一 | はら にいち | 男 | 江ノ島ちょっとヨットジュニア |
3位 | 岩田 宗磨 | いわた そうま | 男 | 江ノ島ちょっとヨットジュニア |
順位 | 氏名 | ふりがな | 性別 | 所属クラブ |
優勝 | 抜井 理紗 | ぬくい りさ | 女 | B&G兵庫ジュニア海洋クラブ |
2位 | 嶋倉 照晃 | しまくら てるあき | 男 | 真野浜セーリングクラブ |
3位 | 勝部 しずく | かつべ しずく | 女 | 室蘭セーリング協会 |
順位 | 氏名 | ふりがな | 性別 | 所属クラブ |
優勝 | 鵜野 響 | うの ひびき | 男 | 室蘭セーリング協会 |
※OPENディビジョンはエントリー数が少なかったため、優勝者のみの表彰となった。
総 合
成績表:
第9回 JAPAN O'PEN Bic CUP 2017 成績表
Open Bic World Championships 2017
開催日:2017/07/31~08/05
開催地:イタリア アルコ
Circolo Vela Arco Arco Lago di Garda, Trentino, Italy
オープンビック・ワールド選手権大会レポート
イタリアの高級リゾートとして知られるガルダ湖アルコにて2017年オープンビックワールドが開催されました。
オープンビック級は年齢別に17歳未満、13歳未満の2クラスに分かれてレースを行います。日本からは今年過去最大の11名の選手がエントリーしました。アルコ市街地にて盛大な開会式が行われ、今年のタイのOPワールドで優勝したマルコ選手が出場することも紹介されていました。
ガルダ湖は直前にはナクラワールドやモスワールド、直後には420&470ジュニアヨーロッパ選手権、OPのOraカップと、大きな国際大会が毎週のように開催されている、まさにセーリングのメッカです。
直前の他のクラスの大会では山風で風の安定しない日もあったようですが、本大会期間中は、例年より水温は暖かめであるものの、陽射しが強く陸が平年以上に暑い(40度を超える異常な酷暑)の日が続いたため、午後からは湖からの安定した風が吹くセーリングには絶好のコンディションの中、フリートレース4日間で予定の全12レース、国別チームレース1日間、実施することができました。
オープンビッククラスは独特のマーク設定、及び「フリースタイル」と称される変則的な乗り方を要求されるゾーンを含むコースが採用されています。今大会ではコース図1の『スタンディング・レグ』と言って、立ち上がってセーリングしないといけないゾーンを含むトラペゾイドが中心でしたが、各シリーズ後半ではコース図3の「スラローム」も行われました。
U-17については、参加定数が多いため、2フリートに分けて前半2日間でクォリファイシリーズが行われ、後半2日間ではクォリファイの上位がゴールドフリート・下位がシルバーフリートに分かれてそれぞれ別に順位を競い合う形となりました。
参加全選手がライブトラッキングシステムを搭載したため、陸上や日本からでも生で観戦することができ、終了後にリプレイすることもできました。http://www.u-track.it/index.php/openbic-worlds-2017
また陸上・湖面上ともに高画質な映像が撮影され、ホームページでその日のうちに鑑賞することができました。
日本代表の成績は以下の通りですが、抜井理紗選手が総合2位・女子優勝となり、世界の檜舞台の表彰台にあがって、日の丸掲揚、国歌を流すことができました。
なお優勝は、U-17、U13とも両クラスとも、ニュージーランド代表であり、コーチのラッセルクーツ氏が送り込んできた男子選手でした。
U-17クラス (参加132艇)
抜井 理紗 総合 2位 女子優勝
出来 健 35位
内田 瑠希也 63位
塩見 太基 82位
木内 恵美子 92位
栗原 舜 113位
西田 桜良 121位
森田 水都 124位
http://worlds2017.openbicclass.org/results/u17
U-13クラス (参加55艇)
原 弐一 28位
抜井 咲 37位
松尾 玲佳 42位
http://worlds2017.openbicclass.org/results/u13
チームレース 8位/10位 4戦 2勝2敗